木工品や竹製品は、湿度や温度の変化に反応しやすい自然素材です。正しい取り扱いとお手入れを基本にすることで、反りや割れ、カビを防ぎやすくなります。このページでは、日々の扱い方からオイルケア、トラブル時の対応までをまとめています。

木工品に関して
ご使用の前に
木工品は、ご購入後の特別な事前準備や目止めなどの作業は必要ありません。届いたら、まずは軽く水洗いをするか、固く絞った布で拭いてからそのまま使えます。
天然木の道具は、使い込むほどに油分が馴染み、色艶が深まっていく経年変化があります。素材それぞれの個性を活かし、日常の道具として使っていただけます。
使用上の注意
木の反りやひび割れを防ぐため、食洗機や食器乾燥機、電子レンジ、オーブンの使用はお控えください。急激な温度変化や乾燥、水につけたままにするなどの過度な湿気は、反り・割れ・カビの原因になります。
濡れた鉄器やスチール缶などの上に直接置くと、木に含まれるタンニンと鉄が反応し、木が黒く染まることがあります。鉄製品と併用する際は、下に布を敷くなどの対策をおすすめします。
お手入れについて
使用後は台所用洗剤と柔らかいスポンジで洗い、早めに布巾で水気を拭き取ってください。表面のカサつきが気になったら、乾いた布に植物油(えごま油やくるみ油など)を少量含ませ、全体に薄く塗り込みます。
塗った後は余分な油を拭き取り、半日ほど風通しの良い日陰で乾燥させてください。作品の仕上げに使われた油と同一、または同系の乾性油を使うと、馴染みやすく染みになりにくくなります。
オイルケアに使用した布やペーパーは、そのまま放置すると発熱・発火する恐れがあるため、必ず水に浸してから処分してください。
竹品に関して
使用上の注意
竹製品も木工品と同様、自然素材です。食洗機や電子レンジ、オーブンの使用は避けてください。急激な温度変化は、変形や破損の原因になります。
長時間の浸け置きは避えてください。竹は水分を吸収しやすく、浸け置きはカビや歪みの原因になります。
お手入れについて
使用後はスポンジを使い、ぬるま湯または台所用洗剤で洗ってください。洗浄後は早めに布で水分を完全に拭き取ることが大切です。
その後、直射日光を避けた風通しのよい日陰で、芯まで十分に自然乾燥させてから食器棚に保管してください。乾燥が不十分な状態で密閉すると、カビが発生しやすくなります。
困ったとき
軽度のカビが発生した場合は、硬く絞った布で拭き取った後、アルコール消毒液を霧吹きなどで軽く吹き付けて十分に乾燥させてください。黒染み(鉄分の反応)ができた場合は、完全に落とすことは難しいため、サンドペーパーで表面を軽く削るか、そのまま使い続ける方法もあります。
反りやひび割れが発生した場合、一度変形した木を元の状態に戻すことは困難です。これ以上の悪化を防ぐため、乾燥しすぎる場所での保管を避け、定期的なオイルケアで表面を保護してください。
変形や割れを避けるため、直射日光やエアコンの風が直接当たる場所での急速な乾燥は避けてください。
よくある質問
食洗機や電子レンジは使えますか?
いいえ、使用できません。木工品・竹製品ともに、食洗機、食器乾燥機、電子レンジ、オーブンの使用は避けてください。急激な温度変化や過度な乾燥・湿気は、反りや割れ、カビの原因になります。手洗いと自然乾燥が基本です。
オイルケアはどのくらいの頻度で行えばいいですか?
決まった周期はありません。表面の艶がなくなったり、カサつきが気になってきたタイミングで行ってください。日常的に使うものであれば数ヶ月に1回程度のオイルケアで、表面が保護され水や汚れが染み込みにくくなります。
木が黒く染まってしまったら、元に戻せますか?
鉄器等との反応による黒染みは、内部まで浸透している場合が多く、完全に元に戻すことは困難です。軽微な染みであれば、目の細かいサンドペーパー(400番程度)で表面を削ることで目立たなくできる場合があります。日常使いでは、濡れた鉄製品を直接置かないようご注意ください。
竹製品を水に浸けても大丈夫ですか?
長時間の浸け置きは避けてください。竹は吸水性が高いため、水に浸けたままにするとカビや歪みの原因になります。使用後は早めに洗い、布で水分を拭き取ったうえで、風通しのよい日陰で芯まで乾燥させてから保管してください。
オイルケアにはどのような油を使えばよいですか?
えごま油やくるみ油などの乾性油がおすすめです。空気中で乾燥して固まる性質があるため、ベタつかずに木の表面を保護できます。サラダ油やオリーブオイルなどの不乾性油は、乾燥せずベタつきや酸化による臭いの原因になるため、定期的なお手入れには避けた方が無難です。
木工品が反ったりひび割れたりした場合はどうすればよいですか?
一度変形やひび割れが起きた木製品を、元の状態に修復することは難しいのが実情です。小さなひび割れであれば、オイルケアで乾燥による進行を防げる場合があります。大きな割れや、使用上支障が出るほどの反りがある場合は、怪我の恐れもあるため使用を中止してください。