栃木県で作陶されている、川尻琢也さん(川尻製陶所)の作品が入荷しています。
「栃木県益子町の、眺めの良い丘の上にある小さな製陶所です」
川尻さんの作品は、丸みを持ったものや、ネーミングも含めかわいらしいものが並びます。
そんな作品たちは手にとってみると、一見ラフなように見えますが、とても丁寧な作業によって作られているのが伝わってきます。
「地元の土を使い、薪の窯で焼く器」
川尻さんは、地元益子の土を100パーセント使用しています。
益子の土は砂分が多く、粘り気が少なく良い土ではないとされていますが、その分厚手でしっかりとしているのが特徴です。
お皿の裏にある滑り止めのざらついた感触など、作品の雰囲気を決して損なうことのない、よく考えられた利便性。
作品はレンジでも使用できますので、より使いやすくなっています。
伝統的な登り窯で焼成されている作品です。
昔ながらの伝統を守り、薪窯でしか出ない火色に魅力を感じながら作陶されています。
「焼成の燃料に使う薪は、再生燃料である廃材を100%使用。自然環境にもやさしい器です」
粘土や薪など、有限の資源を繋いでいくため、また安心してお使いいただくために、再生燃料にこだわりを持たれています。
「豊かな土が採れるこの土地で、自然と関わり合いながら制作しその恵みをお届けすることができたら、と思い器を作っています」
あたたかさに満ちた作品たちは、お子さまから大人まで、幅広い世代でご愛用いただけるかと思います。