若杉麻衣子 - studio bwanji Wakasugi Maiko - スタジオ ブワンジ
「柔らかさを感じる白い器」
若杉さんの作品の特徴は白。
白磁でありながら、冷たさや硬さがなく、柔らかく優しい印象を持ち合わせています。
手にした時の適度な重さ、釉薬の滑らかさ、程よいざらつきが手に馴染みよく、温かみのある使い心地も感じられます。
透明釉は水飴をかけたようにとろりと、マット釉はミルクガラスのようにふんわりと、二種類の釉薬でそれぞれ表情が異なることも魅力です。
よく見ると、とても小さな気泡や薄く伸びる線の模様、細かな貫入も楽しめて、白の中に奥深さも感じます。
特に波縁の作りや釉薬のかけ方などは、ひとつひとつ手作業で作られていると思えないほど丁寧です。
「飽きずに長く使える器を制作したいと思っております」
白という色、飾らないけれどどこか華のある若杉さんの器は、おもてなしから普段使いまで広い用途で長くご愛用いただけます。
また、野菜を盛り付けたり、お茶を入れたりすると、柔らかな白をキャンバスのようにして素材の色が瑞々しく映えることかと思います。
複数個揃えて並べても綺麗ですし、スタッキングしておしゃれに楽しむのもいいですね。
- 陶歴 -
愛知県に生まれる
1999年:
愛知県立瀬戸窯業高等学校陶芸専攻科 修了
愛知県にて陶芸活動を行う
陶壁制作助手
ザンビアにて窯業指導
2003年:
Studio Bwanji 設立
2006年:
東京に移住 築窯