川尻琢也 Kawajiri Takuya
「栃木県益子町の、眺めの良い丘の上にある小さな製陶所です」
川尻さんの作品は、丸みを持ったものや、ネーミングも含めかわいらしいものが並びます。
そんな作品たちは手にとってみると、とても丁寧な作業によって作られているのが伝わってきます。
「地元の土を使い、薪の窯で焼く器」
川尻さんは地元益子の土を100パーセント使用しています。
益子の土は砂分が多く、粘り気が少なく良い土ではないとされていますが、その分厚手でしっかりとしているのが特徴です。
お皿の裏にある滑り止めのざらついた感触など、作品の雰囲気を決して損なうことのない、よく考えられた利便性。
作品はレンジでも使用できますので、より使いやすくなっています。
伝統的な登り窯で焼成されている作品です。
昔ながらの伝統を守り、薪窯でしか出ない火色に魅力を感じながら作陶されています。
「焼成の燃料に使う薪は、再生燃料である廃材を100%使用。
自然環境にもやさしい器です」
粘土や薪など、有限の資源を繋いでいくため、また安心してお使いいただくために、再生燃料にこだわりを持たれています。
「豊かな土が採れるこの土地で、
自然と関わり合いながら制作し
その恵みをお届けすることができたら、
と思い器を作っています」
ひとつひとつ丁寧に。
あたたかさに満ちた作品たちは、お子さまから大人まで、幅広いでご愛用いただけるかと思います。
作り手
川尻 琢也
2007年:
沖縄県読谷村・北窯與那原工房で3年間働く
2010年:
益子の実家にて川尻製陶所始める
以後、益子陶器市に毎回出店
静岡手創り市 アースデイマーケット 出店
安曇野オーガニックレストラン&カフェ シャロム、四賀村KAJIYA、名古屋Tribal Arts 展示