いにま陶房 Inima Tobo
奈良県で作陶されているいにま陶房の鈴木雄一郎さんと、鈴木智子さん。
その作品は、ツルッとした手触りからなのか、どことなく、人懐っこさを感じることができます。
いにま陶房さんならではのその雰囲気は、『やさしい器』という作品のシリーズがあることからも、ご自身でも意識をされて制作をされているところかと感じています。
また一方では、触ってみたときの質感や感触のその本格さは、思わず笑みが溢れるほどです。
「器をつくる人、器を使う人、お料理を楽しむ人。
それぞれの思いがひとつになる食卓、
そして、食事の時間が私は大好きです」
所謂、普段使いとして、気兼ねなく使っていただけるように。
その思いは、これ以上なく作品として現れていて、お手に取っていただくと感じていただくことが出来ると思います。
日常に違和感なく馴染む優しさと、使っていて嬉しくなるような手仕事の良さ。
その2つが違和感なく同居している、いにま陶房さんの作品で、是非、食卓に華やかな彩りを加えていただければ幸いです。
鈴木 雄一郎
1969年 神奈川県生まれ
東京芸術大学 デザイン科卒
鈴木 智子
1973年 大阪生まれ
浪速短期大学 工芸科卒
滋賀県立窯業試験場 大物轆轤科卒