原村俊之 Haramura Toshiyuki
埼玉県で作陶されている、原村俊之さん。
可愛らしい絵付けは、奥様の佳恵さんがされています。
素材は磁器なのですが、まるで陶器のようなあたたかみを感じます。
下部にうろこのような彫りが施されたカップ、八角のお皿、屈折したラインを持つ鉢など。
白色とミントの作品が主ですが、どちらも淡い色合いで、縁取りの錆色の釉薬がとても良いワンポイントになっています。
使ってみた感じは、磁器ということもありますが、何よりも、気構えずに気軽に使うことが出来る作品だなと感じます。
絵付けに関しても、器の雰囲気をより引き立て、いくつも絵付け違いで揃えてみたくなるような可愛らしさ。
ご本人とお話をした時も、センスが良く、控えめな方という印象で、制作される器に関しても、すごくナチュラルに接しているような印象を受けました。
日常で使っていただくと、ほっと一息つける。素敵な作品です。
- 経歴 -
原村俊之 - 成形担当
1976年 生まれ
2007年:
佐賀県有田の窯業学校や作家に学ぶ
2010年:
埼玉・飯能に移り、「2020製陶所」という屋号で活動を開始
原村佳恵 - 染付担当
1979年 生まれ
2007年:
伊万里職業訓練校、波佐見陶磁器工業組合にて染付技術を習得