秋山昌史 Akiyama Masashi
鉄釉や結晶釉薬を使った器をはじめ、富士山やタイヤキをモチーフにしたアイテムなどの制作をされている陶芸家の秋山昌史さん。
hinodeではタイヤキの陶小物と、お花柄のカップなどをメインに取り扱いさせていただいています。
ユーモラスで可愛らしいタイヤキの小物は、質感や色合いも本物そっくりで、本当に食べることができそうです。
「陶器製の作り始めたきっかけは、以前の勤務先でグループ展があり、その時に器やアートピースの他に、『マルチプル』作品として制作したのが最初です」
マルチプルというのは量産された美術品のことで、芸術を身近なものとして、多くの人に広く普及することを目的にして作られた作品のことです。
「”焼き物”にもかかっていましたし、食べ物モチーフを陶器で作ったら面白いかなと思い作りました」
鋳物に入れて焼く姿は本当にタイヤキを作っているようで、出来上がりもほかほかと湯気が立つそう。
「はじめの頃はペーパーウェイトや画鋲など、種類も少なかったのですが、クラフトフェアや手づくり市など販売に行った先で、『ピアスはないの?』とか『ヘアピンは?』とご覧頂いた方からのお声があり、そのたびに金具を探したりして作るようになり種類が増えていきました」
増えていった作品には、『日常のこんな場面にあったらいいな』という使い手さんの気持ちと、その声に応える秋山さんのアイディアが詰まっています。
身近にあるとクスッと笑ってしまったり、ほっと癒されたり、何かと話の種になったり…と、持っていると日々にちょっと楽しいことが増えるような作品です。
”おめでタイ”にかけてプレゼントにもおすすめです。
- 略歴 -
京都で陶芸を学び、観光施設で陶芸講師として勤務後、静岡県焼津市を拠点に制作しています。
デパート、ギャラリーでの企画展等への出品や、各地のクラフトフェア出展等で活動しています。
1982年:
静岡県生まれ
2008年:
京都伝統工芸大学校卒業,株式会社G+C ART 箱根クラフトハウス入社,金沢わん・One大賞2008入選
2011年:
静岡県焼津市を拠点に製作開始