頭と体の理解は違うのかもしれない
日々、作業をしていると、頭での理解と体での理解というのは違うものだよなあ…とつくづく思います。
指示をする人は、頭で理解(したつもり)のものを伝え、指示を受けた人は実際に体を使って作業をしていく訳で。
この辺り、よーくコミュニケーションを取って、お互いの齟齬を修正していくのが大事だよね。と思っています。
少しこじ付けっぽいですけれども、これを一人、自分の中でぐるぐる回しているのが、モノをつくられている方々だと思っていて、意識していてもいなくても、
『こういうものがつくりたい』
と頭で思った事を、自分の体に試行錯誤しながら伝えているのかなと。
でき上がった作品を眺めていると、ふと思ったりします。
もちろん、頭だけで考えていても、実際に使うのは体ですから、体が頭に追いつくために、”技術”などが必要になってくるのだと思います。
かと言って、体(技術)だけ充実しても良くはなさそうで、もちろん(?!)考えすぎるというのも良くはなさそう…。
要は、どちらかだけ突出していても、なんだかバランスが悪い感じがします。
どんな事でも、達人と呼ばれるような方というのは、何故か皆さん、その立ち振る舞いがすごく自然な気がします。
そういった状態が、何か理想的なカタチなのかしら…。
自分個人としては、やっぱり、肩肘張らず、あるがままに制作されたモノが好きだなと思ったりします。
写真は、バナーを制作していただいた須山奈津希さんの個展(一年以上前)での絵です。撮影OKでした。